外壁タイルの補修・改修・補強工事「JKセライダー工法」・調査・診断から設計、施工まで全国の組合員が行います。
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JKラビング工法とは

JKラビング
工法の用途

  1. 塗装下地のひび割れ補修
  2. タイルのひび割れ補修
  3. コンクリート・モルタル塗り仕上げのひび割れ補修
  4. この他、構造クラック以外のひび割れ補修

 

JKラビング
工法とは?

建物外壁のひび割れ補修として、ひび割れ部をU字形にカットしシール材を充填する工法が一般的に行われていますが、補修箇所の凹みや割れ・漏水等、経年による機能的・美観的な問題は避けられません。
JKラビング工法は、短繊維を混入した特殊アクリル樹脂を使用し、耐久性や美観性、またひび割れ追従性に優れた、全く新しいひび割れ補修工法です。

 

JKラビング
工法の特徴

  1. Uカットに比べて、補修跡が目立ちません。
  2. 作業中の騒音・粉塵が発生しません。
  3. 施工性に優れ、工期短縮を図ることができます。
  4. 補修箇所からの雨水等の浸入を防ぎます。
  5. ひび割れに対して優れた追従性があります。
    (ひび割れ追従性試験で約5mm)
  6. 環境に配慮した水系材料です(JKラビング)。
  7. 硬化後は透明で、タイル面にも使用できます。


JKラビング工法


Uカット工法

 

ひび割れ
追従性

材料名 強度 伸度
JKラビング 10.81N/mm2 4.65mm
比 較 品
(JKラビング繊維なし)
5.00N/mm2 2.53mm
テストスピード5mm/min
強度:最大荷量を断面積で割ったもの
伸度:塗膜破断時の伸び量

 

JKラビング
施工工程

作業手順 ひび割れの幅が... 0.2mm未満  0.2mm以上

   

 

JKラビング
工法の仕様

■標準仕様(0.2mm 未満)

  材料名 塗付け量 塗り回数 工程時間
JKシーラー 0.1〜0.15kg/m2 3~24h
JKラビング 0.3〜0.4kg/m2 24~72h
各種塗装仕上等 各製造所の仕様による

■注入仕様(0.2mm 以上)

  材料名 塗付け量 塗り回数 工程時間
JKシーラー 0.1〜0.15kg/m2 3~24h
JKラビング① ひび割れ注入 1〜2 3~24h
JKラビング② 0.3〜0.4kg/m2 24~72h
4 各種塗装仕上等 各製造所の仕様による
※気象条件等による

 

JKラビング工法の性能

試験項目   試験結果 下地 試験条件等
低温安定性   合格 かたまりなく均一 JIS A 6909建築用
仕上塗材の
試験方法に準拠
付着強さ(1)(N/mm2 標準状態 1.9 モルタル 0.7以上
浸水後 1.8 0.5以上
付着強さ(2)(N/mm2 標準状態 2.0 タイル
浸水後 1.1
温冷繰り返し作用に
対する抵抗性
(1) 異常なし モルタル ひび割れ・膨れ
剥がれなどがない
(2) 異常なし タイル
透水性(ml)   0 スレート 0.5以下
促進耐候性 (1) 異常なし スレート 変退色、著しい光沢低下がない
(2) 異常なし タイル
伸び率(%) 40 約1mm厚
テストスピード200㎜/min.
JIS A 6021建築用
塗膜防水材の
試験方法に準拠
引張強度(N/mm2 13.8 テストスピード200㎜/min.
引裂強度(N/mm) 43.3 テストスピード200㎜/min.
ひび割れ追従性(mm) 4.7 スレート テストスピード5㎜/min. 塗膜破断時の伸び

 

使用材料(荷姿)

材料名 容量・荷姿 備考
JKラビング 14kg(石油缶)/4kg(ポリ容器)
/300g(カートリッジ)
石油缶
JKシーラー 基剤13kg(石油缶)/硬化剤1kg(角缶) 14kgセット
基剤3.72kg(角缶)/硬化剤0.28kg(角缶) 4kgセット
※水性(水性JKシーラー)、塗装下地用(ユニバーサルJKシーラー)もございます。

 

施工上の注意事項

  1. RC躯体やモルタル・塗装・タイル張り仕上げ等のひび割れ補修を主目的とした工法です。構造補強を目的とした補修には不適です(要求性能によってUカットシーリング、自動低圧樹脂注入等の採用を検討してください)。
  2. 下塗りには、下地・環境に合ったJKラビング専用シーラーをご使用ください。
  3. 塗装仕上げの場合、JKラビングの十分な硬化を確認の上、施工してください。溶剤系シーラーを使用する場合は注意が必要です(ユニバーサルJKシーラーを推奨します)。
  4. ユニバーサルJKシーラーは、黄変する場合がありますのでクリヤー仕上げには用いないで下さい。
  5. タイル等に使用する場合は、必ずJKラビング専用トップコートを施工してください。トップコートがない場合、汚れ・紫外線劣化等により変色するおそれがあります。
  6. 材料を取り扱う場合、手袋・マスク等の保護具を使用し、安全に留意して作業を行って下さい。
  7. 密閉した場所では換気を十分に行って下さい。
  8. 皮膚に触れた場合は、石鹸を使って洗い流して下さい。
    目に入った場合は、水道水で15分以上洗い流し、医師の診断を受けて下さい。
  9. 材料は、直射日光・降雨を避け、室内冷暗所に保管して下さい。
  10. 可燃物のため、火気のそばには保管しないで下さい。
  11. 水に濡れた面には、絶対に塗布しないで下さい。
  12. 撹拌後、吹付け機器・ローラー等は施工部位等を考慮して、適切なものを使用して下さい。
  13. 塗布後24時間は水が掛からないように養生して下さい。
  14. この製品を取り扱う前に、必ず製品安全データシート(MSDS)をお読み下さい。

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